おじさんがなぜ泡盛マイスターを目指したのか? 第1回 神泉

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泡盛って、「度数が強いだけ」「どれも同じ味」「独特の臭いがある」と思っていませんか?

 

私もそう思ってました。いや、今でも若干そう思っているかも。。。

でも、ここ2、3年ほど泡盛が美味しく感じられるようになってきました。なぜかというと。。。

ここから長くなるので興味がない人は読まないで下さいね。時間を無駄にしますよ。

ただ、泡盛に興味はあるんだけどという、私と同じ泡盛初心者はもしかすると読むと共感するかもしれません。

 

泡盛(アルコール飲料)との関わり

1. 子供の頃、いつも親父がコーラ割り(ミスターコーラ※1)で飲んでいて、あの独特の臭いが何でこんなくさいのを飲んでるんだろうと不思議に思ってました。

※1 てぃーだブログの「沖縄ちょっと昔話」にリンク貼らせて頂きました。ありがとうございます。

 

2. 学生時代に飲みやすくなった残波や久米仙が出たことで、安く酔える酒ということで少し飲むようになりましたが、それ以外の泡盛に関しては、やはり年寄りが飲むものという固定観念が抜けていませんでした。

 

3. 社会人になり、大人の飲み屋さんに行くようになっても、ゴルフや釣りと、その他大人の話題で盛り上がりましたが、泡盛についてはこの銘柄は飲みやすいな程度にしか思っていませんでした。

 

4. 居酒屋に行っても生ビールがメインで泡盛は終盤に入ってから。アルコールも結構回ってきているので、基本何でもいいという感じでした。

 

5. 結婚してからは嫁に感化されてワインを飲むようになり、益々泡盛から遠ざかっていました。

 

泡盛に対する固定観念とアルコール飲料の多様化が進んだ今、私と同じように泡盛との関わりがそれほど無い人が多いんじゃないかなと思います。

 

泡盛への目覚め

結婚記念で古酒用の2升甕(にしょうかめ)をプレゼントされ、菊の露の一般酒を仕込んでいました。ただ、泡盛に興味が無かったために仕次ぎもいい加減で最後の5年くらい、ほったらかしにしていました。しまいには「邪魔だから捨てろ」と嫁に言われ、勿体ないからと捨てる前に飲んでみました。すると「なんと言うことでしょう!」意外と飲めるじゃないですか。臭くないし、まろやかになってると思い、泡盛に対する考え方が変わった瞬間でした。

それから少しずつ泡盛、特に古酒を飲むようになり、この泡盛の文化は大事にしないといけないと思いました。泡盛の事を少しでも知るために今年の初めに泡盛に関わることをやろうと決め、泡盛のネットショップを開きました。

なぜ泡盛マイスターを目指すことに?

泡盛マイスターの検定があることを知り、どんなものだろうとテキストを取り寄せてみました。2万円弱も出して。

するとテキスト+問題集で4冊セットがドーンと来ました。「こんなの覚えられない」、「俺、年だし」と弱気になっていたら、新聞に沖縄国際大学で『琉球泡盛学 講座』なるものを開講すると記事が載っているではありませんか。

これも何か縁があると思い、早速受講申し込みをしました。これもただの勢いですね。なぜか年取ってから、勢いでの行動が増えたような気がする。。。

 

ようやく講座内容のレポート

書いてみたら、やたら長いな。こんなに書くつもりはなかったのに。ここまで読んでくれる人はいないだろうな。

でも、良いです。せっかく受けた講座の備忘録も兼ねてのレポートなので。

 

9月26日より沖縄国際大学で『琉球泡盛学』講座IIが始まりました。

本講座は泡盛マイスター協会の寄付講座で泡盛マイスターを目指す一般の方や沖縄国際大学の学生が受講するもので、このような講座を実施してくれる泡盛マイスター協会や沖縄国際大学に感謝の気持ちでいっぱいです。

受講生の席が段々になっている講義室は大学卒業以来、何十年ぶりかとなるのでワクワク。

あの当時はよく寝てたという記憶しかないが、今回はそういうことはないだろう。多分。。。

 

第1回目の講師は照屋先生(品があって優しそうな素敵な女性マイスターです)。毎回講師の方は変わるそうで色々な泡盛マイスターの講義を受講できるのはとても楽しみ。

 

以下、細かく書くと書ききれないので、かなり端折ってます。

 

注意事項

早速テイスティングの実技と行きたいところだが、まずはティスティングにあたっての注意事項の説明。

ティスティング前に刺激物を口にしない、口に含んだサンプルは20秒以内に吐き出すことなど、17項目について

説明されました。

そういえば何年か前にワインの試飲会に行った時、口に含んだワインを出すのが勿体無いと思って飲んでいたら、5、6杯目で

ベロンベロンになったことを思い出してしまった。(飲まないように気をつけよう)

 

基本手順

注意事項の説明の後はテイスティングの基本手順について説明。ワインを出すお店でテイスティングの真似ごとをやったりしたことはあるが、やはり飲むのが最優先なので、細かいことは全然気にしてませんでした。

泡盛マイスター実技教本にテイスティングの基本手順が記載されているが、やはりマイスターの方に実際に教えてもらうと理解度が違う感じがする。「正しくしないとダメなんだ」と改めて思いました。

 

実技

テイスティングの基本手順の説明を終え、その後はいよいよ実際にテイスティングに入りました。

今日テイスティングするのは上原酒造所の神泉(しんせん) 一般酒 30度。ついこの間、友人と神泉の古酒を飲んだが飲みやすかった印象がありました。今回は一般酒ということで、どのような違いがあるのか楽しみ。

 

1)外観チェック

まず外観についてチェック。外観のチェックポイントは色と粘性。テイスティング用のグラスに注いでチェックしました。

色は無色透明。細い雫がゆっくり落ちることから粘性は中庸と判断できる。ワインで粘性を見ることは知ってたが、泡盛でも粘性をチェックするとは知りませんでした。

 

2)香りのチェック

外観の次は香りをチェックしました。香りのチェックポイントは強弱、印象、第一アロマ、第二アロマ、第三アロマとのこと。

グラスに鼻を近づけ、香りをチェック。

さて、強弱について。泡盛独特の香りはするが、きつい感じはしないので、中庸かな?と思いました。

印象については、バニラのような少し甘い香りを感じました。(泡盛でこのように感じたのは初めて! 集中したからかな?)

第一アロマは原料(泡盛の場合はお米)そのものからくる香りをチェックするのだが、???でした。

第二アロマは酒類製造工程からくる香りをチェックするのだが、こちらも???でした。

第三アロマは熟成工程、貯蔵工程からくる香りをチェックするのだが、こちらもまたまた???でした。

うまく嗅ぎ取れなかったので何度かグラスに鼻を近づけて嗅ぎ取ろうとしたが、やはり???で、そのうち嗅覚がマヒしたようで香りがしなくなりました。(少々焦る)

 

3)味覚のチェック

そうこうしているうちに味覚のチェックをすることに。味覚のチェックポイントは第一印象、甘味・酸味・苦味の判定、アルコールの感じ方、後味など。

 

まず、一口含んで第一印象をチェックしました。香りのチェックと同じように、きついアルコールの感じはしないので第一印象についてはこちらも中庸かな?と思いました。

 

続いて舌の各部で甘味・酸味・苦味をチェックしました。強く感じられた順に 甘味 > 苦味 > 酸味 の印象を受けた。甘味と酸味は舌からさらっと消えたのに対し、苦味は舌に残る感じがしました。

 

アルコールの感じ方に関しては強くは感じられないので中庸と判断しました。

 

後味は上に書いているように苦味がしばらく残るように思ったが、テイスティングのために苦味を感じる舌の奥で味わうことをしたからかな?と思いました。通常の飲み方なら、さっと舌を通過するので今回のような苦味は感じられないのではないだろうか?と考えました。

 

味覚の最後はアフターフレーバーをチェックするために口腔内から鼻に抜ける香りを確認。???。香りはもちろんするが、それを表現しろとなるとお手上げ状態。

 

香り、味覚など自分の感覚や、感じたことを表現するということになると途端に???に。ま、これから毎週講義があるので続けていけば、今よりマシになるだろうと自分を慰めました。

 

4)全体的な評価

味覚のチェックまで終えたところで、全体的な印象、個性、特性、健全性などを評価しました。

自分なりの神泉(一般酒)の評価は

「全体的にバランスが良く飲みやすい。バニラのような甘い香りで優しさを感じた後、余韻に残る苦味でこの泡盛の奥行きが感じられる。伝統的な味はストレート、ロックで泡盛通を水割りなどで泡盛初心者にもオススメである。」

と、こんな感じでしょうか。あくまでも私の主観なんで、突っ込み不要です。お願いします。ここまで読んだ人いないと思うけど。念のため。

 

その後、適した飲用方法や合う料理など、照屋先生のレクチャーを受け、一回目の講義を終えました。

 

第1回 の総評

今回、泡盛マイスターの照屋先生の講義を受けて、改めて泡盛マイスターやソムリエといった、専門知識とそれをお客様に分かりやすく伝え、素晴らしい時間を提供する方たちが、どれほどの努力をしてきたか、改めて分かった気がしました。

以上で第1回のレポート終了です。でも長い記事だな。次はもっと短く書こうっと。

 

今回テイスティングした神仙の商品ページはこちらです(テイスティングした一般酒でなく古酒)