おじさんがなぜ泡盛マイスターを目指したのか? 第7回 時雨、咲元、瑞泉イエロー

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第7回の講師は山川先生でした。講座の前にも色々と話をしてくれるエレガントな女性講師です。

講座が始まる前に質問に答えてくれるとても親切な先生です。

 

今日もサンプルは3つ。識名酒造の時雨、瑞泉酒造の瑞泉イエロー、咲元酒造の咲元でした。今回は各銘柄について20分でテイスティングノートに記述しなければならないので、時間との戦いになりました。

 

1.時雨

識名酒造は那覇市首里にある大正7年創業の歴史ある酒蔵です。主な銘柄は時雨、歓など。

 

1)外観

無色透明である。粘性は中庸。としました。

 

2)香り

香りは中庸よりやや強く、フルーティな印象である。第一アロマは洗いたてのお米のようなすっきりとした香りがする。第二アロマは梨の瑞々しさ、メープルシロップの甘い香り、調理する前のもやしのような香りがするとしました。

 

3)味・風味

アタックは弱く、はじめに柔らかな甘味が広がる。次に弱い酸味を感じ、最後に弱い苦味が短く残る。アルコール感は弱い。余韻は残さずすっきりとした印象を受ける。としました。

鼻に抜ける香りについては、マスカットのような甘い香りが鼻に抜ける。としました。鼻に抜ける香りも少しづつ感じるようになってきました。

 

4)全体的な印象

爽やかなフルーティな香りが優しく、味わいも穏やかで女性的な泡盛である。この泡盛は初心者にもお勧めの健全な泡盛である。としました。

 

5)適した飲用方法と理由

飲み易い泡盛なのでロックまたは濃い水割りで飲んでもらいたい。としました。

 

6)相応しい料理と理由

フルーティな泡盛なのでフルーツポンチなどで爽やかに味わいたい。としました。ただ、このような組み合わせって試したことないけど、本当に合うんだろうか。やはり試してみないとね。

 

2.瑞泉イエロー

瑞泉酒造の泡盛です。

no-06_02

 

1)外観

無色透明である。雫がゆっくり落ちる様子から粘性は中庸である。としました。

 

2)香り

香りは中庸よりやや弱く、爽やかな印象である。第一アロマは洗いたてのお米のような瑞々しい香りがする。第二アロマはキウイのような甘酸っぱい香り、ミントのような爽やかな香り、スイカの瑞々しい香りがする、としました。先ほどの時雨と比較してそんなに甘い香りを感じることはできませんでした。

 

3)味・風味

アタックは中庸である。中庸な甘味を始めに感じ、次に爽やかな酸味が広がる。最後に弱い苦味を短く感じられる。アルコール感は中庸で、弱い甘味と酸味が後味に残る。としました。ここで時間切れとなり、この後は記述することはできず。

 

3.咲元

600-30_sakimoto

1)外観

無色透明で雫が細く落ちることから粘性は中庸である。としました。

 

2)香り

香りは弱く、フルーティで爽やかな印象である。第一アロマは炊いている途中のお米の香りがする。第二アロマは熟したバナナの甘い香り、ココナッツのような香ばしい香り、ラベンダーのような花の香りがする。としました。こちらは甘い香りが印象的でした。

 

3)味・風味

アタックは中庸でまろやかな甘味が広がり、次の弱い酸味を感じる。最後に中庸な苦味が下に残る。アルコール感は程よく中庸である。余韻は中庸で甘味と苦味が残る。熟したメロンのような甘い香りが鼻に抜ける。としました。味もまろやかな甘味が印象的でした。とこここで時間切れ。2サンプル続けて最後まで書くことができませんでした。

 

3.総評

1つのサンプルについて20分で評価してノートにつけるということを行ったが、2つ目3つ目が時間切れで終わり、最後まで評価をつけることができなかった。正しく評価することはもちろんだが、試験ではまず書かなければならないので、時間内に書けるようにすることが、今の課題ということが改めて浮き彫りとなりました。迷ったらアウト。

識名酒造の泡盛はこちらのページでどうぞ。

瑞泉酒造所の泡盛はこちらのページでどうぞ。

咲元酒造の泡盛はこちらのページでどうぞ。

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