おじさんがなぜ泡盛マイスターを目指したのか? 第8回 度数選定、宮の華

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第8回の講師は安里先生でした。第3回以来の2度目です。

 

今日は度数選定から行いました。5つのサンプルのそれぞれの度数を20度、25度、30度、35度、43度のどれかを判定するというものです。度数が弱い順に判定したら良いので簡単かと思ってましたが、微妙な度数の違いの判定が難しかったです。

3回チャレンジして

1回目は当たり1つ – 外れ0、

2回目は当たり1つ – 外れ4つ、

3回目は当たり3つ – 外れ2つ

という結果でした。初めての度数選定でしたがまぁまぁの結果でしょうか。

度数選定の手順は、

1. まず香りで判定

2. 次に味見して確定

ということでしたが、香りでの判定が結構難しいのと鼻がすぐ効かなくなったので、2回目以降の香りでの判定は自分でも?という感じでした。5分で選定し終えないといけないので、素早く決断する必要があります。

テイスティングもそうですが、初めにどれだけ感じとることができるかが、マイスター試験合格の鍵になるのかなと思いました。

 

さて、度数選定の後はテイスティングです。今回のサンプルは1つ。宮古・伊良部島の宮の華です。宮の華は杜氏も含めスタッフは女性のみ、原料の米は泡盛でよく使われるタイ米ではなく国産米・熊本産ひのひかりを使用しているのが特徴です。

ちなみに伊良部島はカミさんの母親(義母)の生まれ島です。

 

1.宮の華

 

1)外観

無色透明で細い雫がゆっくり落ちる様子から粘性は中庸である。としました。これまで無色透明ばかりでしたが樽熟成などはブランデーのような色が付くので、毎回しっかりと確認します。

 

2)香り

香りは中庸で優しい印象を受ける。第一アロマは炊き終えたお米のような甘い香りがする。第二アロマはバニラの甘い香り、マンゴーのフルーティな香り、ココナッツミルクのような香ばしい香りがするとしました。なんとなくふんわり甘そうというイメージです。

 

3)味・風味

アタックは中庸で強い甘味が広がり、次に弱い酸味と苦味を感じる。アルコール感は中庸である。フルーティな甘味が余韻として残る。バニラのような甘い香りが鼻に抜ける。としました。

 

4)全体的な印象

バニラや甘いフルーツの香りがし、華やかである。味も柔らかく女性的な優しい味わいである。泡盛初心者にもお勧めの健全な泡盛である。としました。自分としては甘さがよく出てたと思ったのですが、他の方からは「すっきり」「酸味」を感じるなど、様々な感想が出ていました。

 

5)適した飲用方法と理由

水少なめの水割りで華やかな香りを楽しみたい。としました。

 

6)相応しい料理と理由

香り、味ともしっかり出ているのでフーチャンプルなど料理もしっかりとした味付けのものと合せたい。としました。フーチャンプルは居酒屋の定番メニューなので、どの泡盛でも合うと思うんだが、宮の華のような華やかな泡盛とだとより美味しいかも。

  

3.総評

今回、テイステイングノートは20分以内で書くことができました。先週は3つのうち1つしか全部書くことができなかったので、時間内に書くという目標をクリアできたので少し前進したと自己満足。

あと、度数選定は思ったより難しく、間違いも多かったので微妙な度数の違いもしっかりと捉えられるようにするのが課題でしょうか。

 

宮の華はこちらのページに掲載しております。

 

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