おじさんがなぜ泡盛マイスターを目指したのか? 第10回 比較テイスティング、久米仙ブラック

a0129

 

第10回の講師は貞岡先生でした。泡盛マイスター技能競技大会で総理大臣賞に輝いた素敵な女性バーテンダーです。

 

今回は焼酎、泡盛、清酒の比較テイスティングを行い、その後、久米仙ブラックをいつものようにテイスティングしました。

 

1.比較テイスティング

比較テイスティングでは原料(芋、黒糖、蕎麦、米、麦)と酒類(焼酎、泡盛、清酒)をテイスティングで判断します。それぞれの原料の特徴と製造方法による特徴を理解して覚える必要があります。

比較の前に講師よりそれぞれの原料の特徴をレクチャーして頂きましたが、実際に比較テイスティングしてみると、中々レクチャーで教えてもらった特徴を捉えきれず、結果は次の通りさんざんでした。

1回目は7つのサンプル中、当たりは1つ。

2回目は7つのサンプル中、当たりが2つ。

と、「いやいやヤバイでしょ、これ」という感じです。

でもま、それぞれの香り、味とも違いがあるいうことはなんとなく感じ取れたような気がするので、その違いをしっかりと鼻と記憶に刻めば良いのかな、と思うようにしました。

 

2.久米仙ブラック

さて、久米仙ブラックのテイスティングです。ここでの課題は以下に時間内で適切に評価してテイスティングノートに記載するか、です。最近はようやく時間内で記述するという最低限のことはできるようになったと思うので、内容をしっかり書くと言うことに重点を置きたいと思います。

 

1)外観

無色透明で輝いている。筋がゆっくりと落ちる様子から粘性は中庸である。としました。

 

2)香り

香りは中庸で爽やかでフルーティな印象を受ける。第一アロマは洗った後のお米のような爽やかな香りがする。第二アロマは瑞々しい梨、バニラの甘い香り、キウイの甘すっぱい香りがする。としました。いつもは迷ってしまう第二アロマも割と時間をかけずに判定できました。ただ、バリエーションが相変わらず少ないです。

 

3)味・風味

アタックは中庸。中庸な甘味を感じた後、強い酸味を感じる。最後に中庸な苦味を感じ、弱い酸味と苦味が後味として残る。アルコール感は中庸である。少し苦味のあるハーブのような香りが鼻に抜ける。としました。苦手だった鼻に抜ける香りも一度コツを掴んでからは、何かしら感じられるようなっていると思います。

 

4)全体的な印象

爽やかでフルーティな現代的な泡盛である。すっきりとした酸味と華やかさは女性にもお勧めできる健全な泡盛である。としました。ここはこれまでの外観、香り、味・風味をまとめて表現するところなので、もう少し表現力をつけたいところかな。

 

5)適した飲用方法と理由

フルーティで酸味があるのでソーダ割りですっきりと飲みたい。としました。ソーダ割り自体あまり飲みませんが、なぜか水割りでなく、ソーダで割っても美味しいかもと感じたので、それをそのまま書いてみました。

 

6)相応しい料理と理由

ソーミンチャンプルなど。泡盛の酸味でソーミンチャンプルの塩味を引き立たせたい。としました。うちのソーミンチャンプルはは薄塩味なのですが、何となく合いそうだなとイメージが出てきたので、それをそのまま書いてみました。

 

3.総評

今回は初めて比較テイスティングを行いました。泡盛だけでなく、他の酒類についても原料や製造方法による違いなどの基本を理解する必要があると痛感しました。

今回テイスティングした泡盛は以下に掲載しております。

久米仙ブラック。久米仙酒造のページへ

 

タイトルとURLをコピーしました