本日の講師は2回目となる喜瀬先生でした。2度目だからか今日は前より優しい感じがしました。
今日は沖縄そばの日ということで、その由来についてお話しがありました。そういえば新聞で沖縄そばの日と知って、朝出るときは沖縄そば食べようと思ってたのに、仕事のドタバタですっかり忘れてました。明日近くにある「あがり家」にそば食べにいこう。
さて、今日のサンプルは北谷長老と國華でした。
1.北谷長老
1)外観
無色透明である。雫がゆっくりと落ちるので粘性は強い。としました。
-先生評-
粘性は弱いとのことだった。グラスの状態により筋(あし)のつき方も変わるとのこと。
2)香り
香りは中庸である。印象は澄み切った中に甘い香りがする。第一アロマは蒸し始めのお米の香りがする。第二アロマは若いメロンのような甘くなり始めの水々しい香りがする。
3)味・風味
アタックは中庸である。甘味、苦味ともに中庸で酸味は弱い。アルコール感は強い。後味に苦味が残る。鼻に抜ける時レモグラスのようなハーブ様の苦味を感じる。
4)全体的な印象
さわやかで少し甘い様な香りを感じるが、口に含むと思ったよりしっかりとした重さも感じることができる。この泡盛は健全である。
5)適した飲用方法と理由
濃いめの水割りでさわやかな甘味を感じる飲み方がオススメである。
6)相応しい料理と理由
豆腐ようなど少しクセのある発酵食品と合わせると、この泡盛の甘味・苦味と料理の酸味が調和して、味がより引き立てられると思われる。
2.國華
國華は名護市にある津嘉山酒造所の代表銘柄です。
1)外観
無色透明である。細い筋が落ちることから粘性は中庸である。
2)香り
香りの強さは中庸で華やかな印象を受ける。第一アロマは炊き終えてしゃもじでかき混ぜた時のふわっとした甘い香りがする。第二アロマはバニラ、熟したマンゴー、バナナの甘くフルーティな香りがする。
3)味・風味
アタックは中庸、華やかでまろやかな印象である。甘味・苦味は強く、酸味は弱い。アルコール感は弱く、後味は苦味が長く残る。
鼻に抜ける香りについては何かしら感じるものがあるものの、それが何なのか言葉にすることができませんでした。この鼻に抜ける香りが自分にとっては今のところ一番の難関です。
4)全体的な印象
華やかでフルーティな香りがする。口に含んでも、華やかな印象はそのままに複雑でまろやかな味わいが印象的である。名前の通り華やかで健全な泡盛である。
5)適した飲用方法と理由
この泡盛の華やかさはストレートでチビチビと味わってほしい。
6)相応しい料理と理由
華やかでフルーティな香りと味わいのこの泡盛にはパイナップルが使用されている酢豚で合わせたい。
3.総評
タイプの違う2つのサンプルをテイスティングできて今回も非常に勉強になりました。特に國華は初めてでしたが、一般酒でこんなに香り豊かなものがあるのを知って、改めて泡盛の面白さを認識しました。
北谷長老は古酒を取り揃えてこちらのページに掲載しております。
國華はこちらの津嘉山酒造のページでどうぞ。