第13回の講師は小嶺先生でした。以下にもバーテンダーという立ち居振る舞いで厳しそうなプロの雰囲気が漂ってます。
今回はサービス作法ということで泡盛マイスター協会が製作した動画を見ながら水割り・ロックをお客様にお出しする際の手順を勉強しました。
普段、家や居酒屋でやっているやり方では試験で点は取れません。
1.ロック・水割りのサービス作法
はじめに動画を閲覧し、次に講師から試験の際のポイントの説明がありました。
・まずお客様(試験官)から注文を受ける際、具体的な銘柄で指定はしない。好みや地域などが指定されるので、そこから適切な銘柄を判断すること。
・衛生面に気をつけること。開けたキャップはテーブルに置かない、注いだ後のボトルの口は拭き取る、グラスの下側を持ち、口をつける箇所には触れないなど。
・ボトルや器具などは丁寧に取り扱うこと。
・間違っても慌てない。きちんとフォローすること。
飲食のサービス業では当たり前のことですね。でも、試験となると正常な判断ができるか自信がありません。
2.八重泉
次は八重泉のテイスティングです。今回もテキストを見ずに時間内に記述することを目標としてテイスティングしました。
1)外観
無色透明で輝いている。筋がゆっくりと落ちる様子から粘性は中庸である。としました。
2)香り
香りは中庸で華やかな印象を受ける。第一アロマは炊き上がったばかりのお米の香ばしい香りがする。第二アロマは熟したメロンの甘い香り、メープルシロップのとろりとした甘い香り、アーモンドの香ばしい香りがする。時間が経つとバニラ様の香りも出てくる。としました。ん?何か先週の玉の露と同じようなノートだが、同じ石垣島の酒造所なので似たようになるのかな?
3)味・風味
アタックは中庸。甘味、酸味は中庸で苦味は強い。アルコール感は中庸である。中庸な苦味が長く余韻として残る。アーモンドの香ばしさが鼻に抜ける。としました。
4)全体的な印象
華やかな香りで飲みやすい印象を受けるが、伝統的などっしりとした味わいで男性的な泡盛である。健全である。としました。
5)適した飲用方法と理由
伝統的などっしりとした泡盛なので泡盛初心者は水割りで飲み慣れた方はロックで味わいたい。としました。と、ここで講師からロックでも大きい氷、小さい氷、砕いた氷、などより具体的な飲み方まで提案して欲しいとアドバイスがありました。
6)相応しい料理と理由
しかりした味わいは豆腐ようと合わせ、沖縄の伝統を味わいたい。としました。
3.総評
サービス作法は結構難しく感じました。動画を収めたDVDを頂いたので家で見ながら練習です。また、これから外食や飲みに行く時はお店のスタッフさんに尊敬の眼差しを向けることになるでしょう。
今回テイスティングした泡盛は以下に掲載しております。
八重泉。八重泉酒造のページへ